「あなたと・・合体したい。一万年と二千年前から愛してる〜」というパチンコCMのアニメソングがここへきて異例の再ロングヒットとなっている。今年9月のCM放送とともに注目が高まり、音楽ダウンロードサービスの「itunes」の4日付け週間ランキングで1位を獲得。携帯電話の「着うた」では1カ月で15万ダウンロード、それまでのCDの売り上げは5倍となり、販売元のビクターエンタテインメントでは注目に生産が追いつかないほどの人気という。
知ってる人は知っているだろうが、このCMソングはアクエリオンというアニメのテーマソングである。その人気の歌詞の一部は以下のとおりだ。
『生まれてきたぁぁ〜〜〜〜〜ああ!!一万年と二千年前から〜〜(ハイ、皆さんきますよー)愛してるうぅうぅぅうぅぅぅぅぅうぅぅぅっぅう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!八千年過ぎた頃からもぉと恋しくなぁぁぁあたぁぁ〜〜〜一億と二千年後も(ハイ、皆さんきますよー)愛してるうぅうぅぅうぅぅぅぅぅうぅぅぅっぅう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!』
ここで、サビである『愛してる』の前に(ハイ、皆さんきますよ)と断ったのは、ニコニコ動画上ではこうすることが一般的な常識であるからである。
さて、その過激な歌詞とアニメのテーマソングのヒットは90年代後半に大ヒットとなった「エヴァンゲリオン」の『残酷な天使のテーゼ』を連想する方も多いのではないか。90年代後半に現代のような着ウタなどの携帯文化が発展していたら同じような現象を巻き起こしていたに違いないと感じる。
さて、1つ前の世代の方は世代のギャップを感じることであろう。まさに、ジェネレーションギャップともなるが、今回はその若者と30代〜40代のジェネレーションギャップを双方に感じてもらいたいと思う。30代〜40代の方には携帯という文化ではなく、ポケベルという文化が存在した。NTTドコモがポケベルサービスを打ち切ると発表した時には、30代の人たちはどう思っただろうか。現代の10代〜20代の若者には、それこそポケベル文化など到底理解できないものだろう。携帯メールのある時代の1つ前の世代は、ポケベルで連絡を取り合っていたのだ。
(以下、平坂氏著:フリーズ・フリーズ・ミー!?より一部抜粋)
90年代に“ポケベル”が今の携帯電話のメールみたいな役割をしていた時代があった。
はい、ここで問題です。 「14106」 ←これは何を意味する数字か分かるだろうか?…すぐに分かった人は、恐らく僕と同世代か、30代〜40代の先輩だろう。 分からなかった(若い?)世代の為に簡単に解説しよう。
「1」は、「アイ」と読む。「1」がローマ字の「I」に似ているからか、どうかは知らない。とにかく「1」は「アイ」だ。
「4」は、「ヨン」ではなく「シ」と読む。
「10」は、「テ」である。ここが厄介だ。いきなり応用編みたいなモンだが、恐らく「10」の英語読み「ten(テン)」から来ているのではないか、と推察されるが「10」は「テ」である。
そして、 「6」は、これまた厄介だが「ル」と読む。なんで「ロク」が「ル」なんだ、と怒らないで下さい、そこにわたしはいません。前に続いた言葉からいくと、ここは何が何でも「ル」と読まなければならないのである。もしここで油断(?)して「ル」を「ロ」と読んでしまうと意味が違ってしまい、お塩テンテイもビックリの“命令形”になってしまうので注意が必要だ。
さぁ、出来上がった(?)言葉を並べてみよう。
「アイ」 「シ」 「テ」 「ル」 …。
平成元年生まれの今の18,19歳には、信じられない話かもしれないが、僕が18歳だった頃にはポケベルでこんな数字を使って“愛のメッセージ”を送っていたのである。嗚呼青春…。
(ちなみに「564219」は「コロシニイク」=「殺しに行く」と読み、「01412983」は「オイシイニクヤサン」=「美味しい肉屋さん」なのだ)。
その頃に流行ったドラマのタイトルは「ポケベルが鳴らなくて」で、同名のシングル曲はかなりヒットしたし(個人的に、あれは名曲だと思う)、僕が隠れファンだった裕木奈江が緒形拳との不倫のキスシーンでは泣きそうになったが、何故か当時は裕木奈江へのバッシングが凄まじく、僕は色々な意味で悲しくなった(…そしてその後、あのヘアヌード写真集で、僕の裕木奈江への想いは完全に消えた…でもまだ捨てずに持っている[UNRELEASED FILMS])。
こんな事を書いていると“ジェネレーション・ギャップ”を、感じる人がいるだろうか?
「勇気100%」が最近覚醒剤不法所持でつかまった人がいる紫式部の作品の主人公名グループの方ではなく、「A Hard Day's Night」の邦題「ビートルズがやってくる…」の方のグループの歌だと思っている世代には分からないだろう …と、いうより、この↑文の意味すら分からない人もいるだろうな(苦笑)
(平坂氏著:フリーズ・フリーズ・ミー!?より)
さて、平坂氏がいう30代〜40代の世代の方には懐かしい話ではないだろうか。僕の少し先輩がポケベル世代と呼ばれる人々で、ちょうど昭和58年生まれの僕あたりの世代から携帯メール世代へと移行したと感じる。僕自身はといえば、ドコモのポケベルのCMにまだ10代だった広末涼子が出ていたのを覚えているくらいだろうか。もちろん、ポケベルは使ったことはない。僕の頃には、ちょうど文字数制限はあるが、携帯メールCDMA1が出てきた頃であった。ポケベルの数字でのやり取りが、文字でのやり取りへと移行し考えられないくらい便利になったのだろう。それからは、メール世代といわれるように、文字メールでやり取りをし、「顔文字」というのが生まれだした。
さて、話を戻すが、今話題のアクエリオンの歌詞である。
歌詞は、非常に言葉の使い方が神秘的で激しくエヴァンゲリオンの『残酷な〜』を彷彿させるすばらしいものだと思う。ここでポケベルとの面白い関連性を発見した。
歌詞の中で出てくる『愛してる』をポケベル変換すると「14106」である。
『1万年と2000年前から愛してる(14106)8000年過ぎた頃からもっと恋しく(5149)なった。1億と2000年後も愛してる(14106)』となる。
これを、さらにポケベル変換すると『10000年102000年前〜14106 8000年過ぎた56〜もっと5149なった。100000000102000年後も14106』となるのだ。この検証になんら特に意味はないのだが、もしかしたらこの歌詞のフレーズをつくったのは30代のポケベル世代なのかもしれない?と思ってしまった。
ポケベル世代を知らない人にポケベルをテーマにした当時のドラマがあるので、こちらも参考にしてもらいたい。http://jp.youtube.com/watch?v=lvvac4kDheE「ポケベルが鳴らなくて」現代風に直せば「着メロがならなくて」といったところだろうか。
今回、この話は、互いのジェネレーションギャップを感じるものであると認識されることを願い、ジェネレーションを超えた作品が今後も生み出されてゆくことに期待をしている次第だ。























