南 瑠衣@小笠原環境メッセンジャー[ルイいる?blog]
このblogは小笠原環境メッセンジャー@南 瑠衣が自分なりの視点で環境問題を伝える日記です。 清掃活動や環境イベントなどの様子を、随時報告します。
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2008年 03月 20日 (木)
・・・手塚治虫先生については、あまりにも神で僕なんかが評論できるような立場じゃありません。ちなみに今週、横浜に手塚漫画がきます。原画など貴重な展示です。生誕80周年だからです。横浜は開港150周年だけどさ。
100%の医療などない~ブラックジャックよ、見ているか~
参照:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080317-00000005-omn-soci

ブラックジャックよ、見ているか。

 2008年3月10日、血をサラサラにする薬剤のヘパリンナトリウムについて、製薬会社による自主回収が行われたと厚生労働省が発表した。これは大変なことである。
 血液の凝固を緩和する作用があり、人工透析や手術などに幅広く使われている薬剤を回収するとなると、人工透析患者の方などに大きな範囲で影響が及ぶ。医療現場は大変である。ヘパリンナトリウム(ヘパリンNa)の争奪戦となることが予想される。

■ブラックジャックの叫び
 私自身の祖父も心筋症で倒れ、心筋梗塞と動脈硬化を患っているため、この血液をサラサラにする薬(注射?)が欠かせないそうなのだ。
 3月11日の読売新聞の報道によると、国内シェア11社のうち、3社が自主回収を決めた。3社で50%以上のシェアを誇るため、国内のヘパリンは、ほぼなくなってしまうことになる。
 自主回収の原因はアメリカで起こった副作用の問題である。副作用を起こしたのは448人(うち21人は死亡)。しかしながら、日本国内では副作用の報告はない。
 多くの命を救う薬が今まで使用されてきたのに、規制されてしまうという事態となっている。21人死亡した例があっても、使用すべきか否かーー。
 「漫画の神」とも称えられる手塚治虫氏の代表的な作品に『ブラック・ジャック』がある。手塚治虫氏は医学専門部を卒業し、医学博士でもありながら漫画家となる。『ブラック・ジャック』は、生命をいたずらに制御しようとする医学や汚い政治、社会の現実に対して常に厳しい目を向け、作品中に問題を投じた。
 「獅子面病」と題された作品には、こんなシーンがある。
 ブラック・ジャックが開業医免許の資格を与えられるかどうか、医師学会に試される。難病患者の手術であり、成功の確率は低いが、それでも彼は「もちろんオペだ!」と言い切る。その手術中、ブラック・ジャックの会話に以下のようなやり取りが出てくる。
 『すると、カケだな?』
 『まぁ、カケでしょう』
 『患者の命を生かすか殺すか、カケるとは許せん!』
 『じゃぁ、あなたがたはカケてはいないのか!?』
 『あなたがたは、いつも患者が必ず治ると、保障して治療をしているのですかっ!!』
 『そんな、保障のできるものは神しかいない!』
 『…われわれは神じゃない…人間なんだ!!』
 『…人間が人間のからだを治すのは…』
 『カケるしかないでしょう…・?』
 そして、手術は成功する。成功したら医師免許を与えると約束したが、世界医師会連盟に患者を脅しているとの理由で医師免許が下りないと結論づけられてしまう。そんな結論に患者側はこう反論する。
 『…しかし、そんなことは問題じゃない!!』
 『人の命をすくってるんでしょう? 人の命を!!』
 以上のやり取りは、ブラック・ジャックの叫びでもあり、作者である手塚治虫氏の叫びでもあると私自身は捉えている。

■医療は何を目指すのか
 今回の製薬会社によるヘパリンナトリウムの自主回収も、アメリカで起こった副作用で死亡した21人のケースをどう日本国内で捉えるべきかという問題だ。
 重ねて言うが、日本国内は副作用の報告例はないそうだ。今まで、医療現場で多くの命を救う薬が使用されてきたのに、この期に及んで規制されてしまうという事態となっている。21人死亡した例があっても、それ以上に救われている命があるのではないか?
 使用すべきか否かーー日本の製薬会社3社は否と判断した。
 医療現場に安全はつきものであるが、常に100%などという保証はない。手術にしろ、薬剤にしろ、である。常に100%に近い医療をどれだけ目指せるか、である。
 アメリカで21例の副作用で死亡したケースが問題になっても、日本国内で必要としている患者は現に多くいるし、医療現場でも良く使用される薬であるそうだ。事実、祖父もそうだ。自主回収され、薬の国内流通量が減少すれば助かるケースも助からなくなるのではないか。特に、人工透析患者の方の治療が懸念される。祖父に使用されている薬。今後どう影響があるだろうか。
 いつも患者が必ず治ると保障して治療をしているのか? そんな保障のできるものは神しかいない! われわれは神じゃない…人間なんだ! 人間が人間のからだを治すのは…カケるしかないでしょう?
 そんな、ブラック・ジャックの言葉が浮かんだ。

■手塚生誕80年と医療
 ところで、2008 年は手塚治虫氏の生誕80周年を迎える年となる。これを記念して3月19日~23日まで神奈川県横浜市のランドマークホール・ランドマークプラザ5Fにて、「手塚治虫FILMS2008」と題し、劇場作品やTV作品他の不滅の手塚アニメーション49作品を会期中に上映する。イベントには、漫画家であり『MONSTER』の作者・浦沢直樹氏や映画作家で『時をかける少女』などの作品を手がけた大林宣彦氏もトークショーをする。
 以前、原作:佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」(講談社・週刊『モーニング』)という漫画がドラマ化され、話題を呼んだ。依然コミック漫画も人気である。ブラックジャックによろしく、という題名それ自体が手塚治虫氏のブラック・ジャックの認知度を表している。
 現代医学のかかえる問題を漫画という入り口からも考えることができた。健康であるが故に、医療を身近に感じるものとして、いかがだろうか? 手術にしろ、薬剤にしろ、常にどれだけ100%に近い医療を目指せるかが課題だが、100%などという保証はどこにもない。医療現場に100%があれば、それは人間の死をもなくすことに近いのだ。

(記者:南 瑠衣)
最終更新:3月17日12時36分
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2008/03/25(火) 14:44:53 | ???βø??19?AV??塼??
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