山では特に人間はシンプルになって感覚が研ぎ澄まされてゆくことを感じる。富士山でもそうであるが、生きることが前提になってくる。あえてきつい自然環境の中に身を投じてこそ、感じられるものが生命力だと思うのだ。
この季節になると必ずオススメするのが、山梨県だ。
山梨県の秋は最高だと思う。温泉あり、紅葉あり、巨峰や桃の果物があり、山がある。山といっても、登るだけの山もあるが水晶があるのだ。甲府といえば水晶に巨峰である。秋には巨峰や桃を食べて、紅葉を楽しみながら水晶山に登り、温泉に入って帰るというコースだ。特に信玄の隠し湯は、温泉好きにはたまらない名湯だ。名湯でなくとも、「天空の湯」は甲府の街を見渡せるいい温泉施設だと思う。それに、ワイン工場もある。ワイン工場の蔵では、自慢でこれでもかとばかりに試飲をさせて頂ける。
僕がもし将来、環境学校を開けるようなことがあれば、富士山清掃、山中湖から加えて山梨の山登りと水晶採りを体験プログラムに加えたい。
ここにも、心無い採掘者の環境破壊の後や水晶の採石できる現場の荒廃がひどくマナーも悪いので考えさせられることも多いことだろうと思う。水晶を採るのは、かまわないが産地の形が変わる程の穴を掘ったり、採掘のために大掛かりな道具や爆弾で産地をめちゃめちゃにする採掘者もいる。そのために地元の人も山への出入りを嫌う。
加えて、今の時期はキノコの時期でもあるので山に入る際は地元の方に許可を得て挨拶してから採掘したい。
採掘するも、持ち帰る量は片手に持てる少しだけでいいと思う。非常に多いのだがリュックいっぱいにこれでもか、といわんばかりに戦利品を持ち帰る方を良く見かける。僕も欲張りなので、こればかりは何ともいえない。初めての発見の喜びは格別なもので、かくいう自分もリックいっぱいに茨城の柘榴石を詰めて帰ってきた思い出がある。ただ、持ち帰る間にリュックの底が破れないのを祈るのみだ。
以前、水晶を拾った帰りに巨峰の畑の農家の方がいたので「巨峰を1房売ってくれませんか?」と聞いてみた。神奈川から来たというのと、水晶を拾いに来たと言って、さっき拾った水晶を見せると非常に珍しがり、「地元でも採れるとは聞いていたけどこんなに立派なものが採れるとはね」といたく感激されていたので、「僕が差し上げますよ」というと「じゃぁ、巨峰を持っていきな」と巨峰を3房も下さった。これぞ、人生初めての物々交換だった。
山梨県内でも水晶といえば昇仙峡だが、あいにく昇仙峡は国立公園だった気がする。よくお土産屋さんで水晶の加工品が売られているが、ほぼ9割がブラジル産で山梨産の水晶は少ない。
ヒマラヤ水晶というたいへん透明度の高い水晶がある。
いつかヒマラヤに登って採ってみたいものだ。自分の中では、山梨はもう制覇した!という感じなのだが、まだまだ行けば行くほど味の出る場所で知らない場所も多い。
この季節になると、なぜか無性に山梨へ山篭りしたくなるのだ。
それはやはり人間の生命力とあるべきシンプルな感覚を取り戻す為だと思う。自分自身の表現だと”孤独になりに”山へ入るのだ。
産地へ行く道には道しるべやガイドなんかもちろんない。そのため、判断は自分自身の責任だ。「本当にこの道であってるのだろうか?」そう疑問に思ったこともあった。その道はだんだんと獣道になってしまい、やはり違ったことに気がつき戻る羽目になった。富士山や整備された山は歩きやすすぎるくらいの道だが、本当にコアな人しかこない道というのは獣道なのか、道なのかわからないような場所が多い。
なので、変な感覚だがそうゆう場所で逆に「ゴミ」があると安心するのだ。不思議なものでゴミがあれば、産地も近い。何度も人が行き来する場所なので孤独の世界から一気に、安心したゴミのある人の来たことのある場所へ変わる。
まだ紅葉の時期には早いですが、この時期は山梨県がオススメです。
2009年9月
こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当ほうじょうです。今日のテーマは「秋になると食べたくなるもの」です!秋になるといろんなものがおいしくなりますねえ〜…無性に、食べたくなるものってありません?今の私はまさに!さんま!さんまが食べたい!さんま祭りがしたい!!焼きたてのさんま、箸を入れるとフワッ・..
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