南 瑠衣@小笠原環境メッセンジャー[ルイいる?blog]
このblogは小笠原環境メッセンジャー@南 瑠衣が自分なりの視点で環境問題を伝える日記です。 清掃活動や環境イベントなどの様子を、随時報告します。
2007年 10月 03日 (水)
テーマ : つぶやき - ジャンル : 福祉・ボランティア
東京都現代美術館(東京都江東区)で7月21日から開催されていた『ジブリの絵職人 男鹿和雄展』が、10月1日、終了した。満員御礼(おんれい)のため、閉館日の月曜日も急きょ「特別開館日」とし、会期も10月1日まで延長となった。66日間で推定入場者数は25万人。これは、9月18日の53日目で来場者が20万人を突破したため(公式ブログ発表)、その後の来場者を1日あたり、およそ3800人来場と換算し、算出した数字だ。

 25 万人の観覧料を1000円として計算すると2億5000万円となる(もちろん、小学生の料金はもっと安いのだが)、1日あたりの観覧料の収入は380万円になる。それにグッズの収入がプラスされるので総計いくらの額が66日で動いたのだろうか。ジブリの魅力は健在であるな、と感じさせられる。自分も終了間際3日前の9月28日(金曜)に行ってみた。大変な込みようだと聞いていたので午前10時の開館に間に合うよう家を出た。東京都現代美術館に到着すると午前9時ごろから、すでに100人ほどの行列ができていた。1時間後、開館となり、列の後ろを見るとすでに300人近い人が並んでいるではないか!!  すごい人気だなと思いながら、展示室へと向かった。朝の方がゆっくり見られると思ったが、そうでもなかった。展覧会終了間際ということもあり、ほかの展覧会と比べて、少し早足で展示を見る感じだった。

 しかし、その男鹿和雄さんの作品の細かさと天才ぶりには圧倒された。パースの絵画や風景を描く時には下書き線を書くと思うのだが、男鹿さんの作品には下書きの線がまったく見られない。そのまま思いっきり下書きなしで描いているのだ。
 男鹿さんの描く風景には、『トトロの森』や『もののけ姫』などに見られる緑や自然の風景が多いのが特徴だ。その背景作品に、自然保護や自然に対しての思いを感じることができた。また、男鹿さんは、日本の失われてしまった原風景ともいえる緑多き昔の日本を描くことが天才的にうまいと思う。見る人に「ああ、昔、田舎でこんな場所を見たな」と連想させるような風景や、今となっては少なくなってしまった畑や田んぼのあぜ道などを描いている。彼の描く風景には田舎の温かみがある。昔のどこにでもあった日本の風景を切り取り、描く点が魅力だと感じた。
 会場には、10代から60代ほどのお年寄りまで、幅広い年齢層の人が訪れていた。展示会場の最後のあたりには写真撮影も可能なスペースが設けられていた。展示会場全体が、ジブリ作品の温かみあふれる雰囲気でいっぱいであった。展示スペースには、来場者がトトロのキャラクターを折り紙で折ることができるスペースも設置されていた。そこでは、幼稚園生から老人まで、温かい和やかな雰囲気で折り紙を折っていた。きっと、男鹿さんの温かみあふれる作品に触れ、気持ちも少しリラックスしたのだろう。

最後に展示会場を抜け、チケット売り場に戻り、再び啞然(あぜん)。なんともすごい数の人の行列!! 1000人はいるのではないかというくらの行列 だ。看板には最後尾に「ただ今50分待ち」と表示されていた。午前11時半過ぎであったが、すでに数人の係員による誘導もされていて、入場規制をしているようだった。人でごったがえし、まるでディズニーランドのアトラクションに並ぶ行列のような状態。少し殺伐とした印象だった。朝、開館時間と同時に入場できて、本当に良かったと感じた。その後も行列は途絶えることのない状態であった。あんなに混雑した状況で、50分待ちでは、あの感動や温かさを味わえなかったかもしれない。

 男鹿さんの作品からは環境に対するメッセージ、森林保護などのメッセージを感じることができた。「トトロのふるさと財団」の活動にも今後期待したいと思う。http://www.totoro.or.jp/
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